SNSの将来
を思い描くのも楽しいですね。
![]() | SNSビジネス・ガイド Web2.0で変わる顧客マーケティングのルール 斉藤 徹、的場 大輔 他 (2006/06/29) インプレスジャパン この商品の詳細を見る |
この本、内容は難解ではないので気楽に読む事が出来ます。
SNSは産まれてからまだ数年しかたっていないこと。汎用型SNSと特化型SNSがあること。携帯SNSも思った以上に伸びている事。結構知らない事沢山ありました。
また、題名が表している通り、SNSにおけるビジネスの可能性についても多く言及されてます。
あのmixiもそれを今正に模索中なんでしょうね。
今現在は変わってきているかも知れませんが、以下の三本柱が収入源になってる訳で。
- バナー広告
- プレミアム会員
- Amazonのアフィリエイト
ただ、最近はコンテンツ感応広告も取り入れているように見えますけど。個人的には3のアフィリエイトは頭いいなーと思いましたけど。勝手にコンテンツが増えて行って、それで収入がより増えて行くと。
とは言え、前読んだ資料では、mixi自体の収入はまだ少なくて、別サービスの「Find Job!」の収益におんぶにだっこの状態のようでしたけど。
また、企業とのタイアップでmixi公認のコミュニティを作るってのもされていますけど、一長一短があるんでしょうね。先日のこういった騒動も記憶に新しいですし。
ドコモPR用「SNS」 10日で「炎上」
NTTドコモは2006年6月12日深夜、大手SNSのミクシィ(mixi)で「プッシュトークです、どーぞっ!」というタイトルのコミュニティー(コミュ)を開設した。新サービス「プッシュトーク」について理解してもらうのが目的だ。この「コミュ」は、ミクシィが広告プログラムとして提供している「公認コミュニティ」として開設された。だが、わずか10日後の6月23日に、閉鎖に追い込まれてしまった。
と言うか、加減が難しいんでしょうね。ビジネスとnonビジネスの。
個人的にはビジネスの話よりも、今後のSNSの形態変化の方が気になります。って、それでいいのか?
特化型も相当あるわけで、私自身最近は「Jognote」、「43 things」を良く利用しています。前者はジョガー向けのSNS、後者は、うーん、これが特化型かと聞かれると難しいところもありますが、言ってしまえば「皆で書き初めしてそれに向って頑張って行こう」的SNS。どんなだ。
こう考えると、特化型にもバリエーションがある気がしてきます。分野を特化する「分野特化型」と、切り口で特化する「切り口特化型」。ってそのままですね。前者に関しては、ダイエットSNS「diet.com」、旅行者向けSNS「俺の旅」などなど、挙げたらいくらでもって感じです。一方切り口特化型は、まだ少ないのかも。前述の43 thingsや、最近立ち上がった「サイトモ」とかですかね。サイトモはサイトが繋がるSNS、僕も登録させていただきました。
って、それぞれの形態が多様化して行くのは当然ですけど、そうすると、その後どうなるのかと。連携とか統合とか起きてきそうな気がしたり。もっともっと進んで、SNSが電気水道と同じような社会インフラになったりすると、って、またSFの世界ですか。でも、最近はSFも結構な率で現実のものになってきてしまってる気もしますが。
ただ、こういった社会におけるパラダイムシフトって良い面がある一方、悪い面も当然ある訳ですよね。人間の方がそのパラダイムについて行けなかったり、そのギャップにつけ込んで悪い事をする人がいたりとか。
なーんか、地上でこうやってあーだこーだとやってる僕たちを、高いところから見て笑ってる存在なんてものを意識したり。無宗教のくせにこんなことを思ったり。
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