民主主義の先にあるものは?
たまに特許を読んだり、書いたりすると頭くらくらしますけど。
特許のWikiサイト「WikiPatents.com」--米で特許弁護士らが立ち上げ
利用者は、特定の特許番号を検索して表示されるページを編集し、特許明細を一般に人に分かりやすい表現に書き直したり、内容が技術的に正確に記載されているかを評価したりできるほか、妥当なロイヤリティの価格を投票したり、ライセンシングの可能性に関する情報を明らかにしたりできるようになっている。いずれこのようなコメント機能は、審理中の特許申請にも拡張される予定である。
でも、いいですよね、特許審査自体アウトソーシングしてしまうって発想。
そうなると、本職の審査官たちがどうなるかって話もありますけど。
僕自身、いわゆる「集合知」を理解しきれていませんけど、一人のAuthorityが偉そうにしているより、みんな(と言ってもとてつもなくたくさんの人々)が知恵を出し合うってカタチの方が良い気がします。
この潮流がもっともっと進んで行くと、「権威」ってなんだろうって世界になったりして。かつて権威が持っていた知識は、まさに「偏在」することになったり。Ubiquitous Knowledgeとか言ったりして。って、それは一体どんなのですか。
Wikiと言えば、このニュースも象徴的な気もしたり。
「ウィキペディア」の不利益情報、楽天証券社内から削除
ネット証券大手「楽天証券」社内からの投稿によって、ネット上の百科事典「ウィキペディア」に掲載された同社への行政処分情報などが削除されていたことが分かった。同社も事実を認めている。ネット上では、「自社の不利益な情報を隠す行為」と批判が高まっている。
自浄作用が働くとも言われているWikiの空間において、従来と異なる動きをしようとすれば、それは正に「抗体」によってコテンパンにされる存在となる、みたいな。囲い込み、隠蔽は良くないですよね。当たり前ですね^^;